マイケル・A・シンガーの「サレンダー」を先日読みました。
以前紹介した「TUFTY」という話題の<引き寄せ本>の真逆、かな。
(TUFTYの感想はこちら)

「サレンダー」は
人生を自分の意図通りにコントロールせず、
流れに委ねることで真の自由と成功を得た著者の実体験を描いてます。
ワクワクしながら読み始めるも、
「スピでもなんでもないごくフツーの学生が
ふと自分の思考の声にありありと気づいてから、
禅を知り、瞑想にストイックにハマって、
森で一人静かに暮らし始めるも、頼まれてやったことで
ビジネスがあれよあれよと大きくなり・・・」
(スゴすぎて前半で少し引いたw)
けれども、それはラッキーなふわふわしたものじゃなく、
人に対して誠実に真摯に仕事をやっていった流れでもあるんですね。
そして、
余計な自我を働かせないってスゴさ。
ただの<気分><好き嫌い>ではないところで
出来事と関わること、他者と関わること、
人生に乗っていく本質的な自由さがそこにはあります。
願望実現で、全てキラキラうまくいく〜ではなく、
災難のような現実もありながら、そこに余計な解釈もせず
自動思考、自我の罠に飲み込まれないような視座があります。
ちなみに著者は、
「精神的な師はヨガナンダ」というところもおお〜っと。
ヨガナンダはアメリカにヨガを広めたインドの聖者で、
自著『あるヨギの自叙伝』
私が20代で出会い、珍しく4、5回も読み返した本です。
そこにある純粋さにも、私は憧れていたのですね。