プロ棋士って、どこか“変人”が多いらしい。
(漫画「月下の棋士」「3月のライオン」でもソコが面白い)
中でもバランスが取れているといわれる羽生名人でさえ、
それはもう、その脳の使い方は変態的というか、
息抜きの趣味がチェス(それもタイトル保持者)というのも、
やはり変態的(ほめてる)
そんな羽生名人ですが
将棋の試合の1〜2日前は
「何も考えない時間」を意識的に持つそうなんです。
それがとても大切だと。
うん、なんだか妙に納得します。
実際プロ棋士の中には将棋盤の前にすわると
脳波が瞑想状態になる人もいるそうです。
意識的に「何も考えない(ような)時間」をもつこと。
それは、究極的な思考とさらにその先の
“思考を超えた意識状態”へつながる大切なポイントなのかもしれません。
でも、「今から10秒、何も考えないで」と言われても、
まあ、ムリぽ。
だからこそ、何も考えない“ような“状態、
と表現したほうが近い気がします。
つまり、いろんなものに気づきながらも、
どこか静かな領域を意識できていること。
マインドフルネスのような感覚です。
それを言葉で説明するのはなかなか難しいけれど、
私自身も、そんな静かな意識の場所に、
少しでも長くいられたらと思います。
……まあ、思考に振り回されること
多いんですけどね。
