5月から、月2回の岡村心平先生による
ジェンドリン『フォーカシング』読書会に参加している。
これが、とてもおもしろい。

ジェンドリンはフォーカシングという
心理セッションの開発者でもあり、哲学者である。
彼は、言葉より前の体の奥の「感じ」を大切にしている。
「生きた体験」そのものが哲学の出発点 だと。
私は哲学的なことが好きだけど、
学術的研究するタイプじゃない。
でも、研究者の岡村先生の読書会はおもしろい。
で、ほんとに急に思い出したけど、
私の父は経済学者だった。
経済は私にはちんぷんかんぷん、、
と思っていたけど、
これ書いてていまさら気がついた。
経済学と哲学って実は関連する分野だったよね。
哲学は人間の存在や価値などを扱うけど、
経済学は、人間の社会制度や行動を扱う。
どちらも、根っこに「人間とは何か」という問いが流れている。
そういえば、父親の書斎にも哲学書が並んでたよ。
私は経済とか数字とかめっちゃ苦手で、
父親とは真逆の方向を歩いてきたと思っていた。
でも、こうして書いているうちに、
あれ? もしかして…と、
新しい邂逅のようなものを感じている。
……と、まあ、そんなことを考えていたら、
収拾がつかなくなってきた。
でも、こういう思考の“寄り道”も、
フォーカシング的でもあるのかもしれない。