様々なアートは
それぞれスゴイなあとか
自分にないものに感心したり、
共感したりですが、
その中でも
私が うあ!って惹かれる作品の
ひとつとして
アールブリュットがあります。
アールブリュットは
専門的な美術教育を受けていない人が、
衝動に従って描いた絵。
多くの場合、精神的・知的障害を持つ人だったりします。
で
アールブリュットが好きというより
うあ!と思ったら
アールブリュットだった、
という感じです。
そういう絵には
純粋に生々しく感じるものがあります。
どうだ、と自分を主張するというより、
世の中のセオリーを基準にしては表現できない
止むに止まれぬような、
自然と溢れるような
その人の片鱗が顕れる。
無意識に顕れるそれは、
その人のなにかを感じられるもの。
優しさ、
役に立つ、
素敵な情報、
そういうものでない
けれど
そこにいてくれて
あなたを見せてくれて
ありがとう、というおもいが出てくる。
それが人と接することの
嬉しさの一つでもあるのかなと
最近思ったりしています。
その人がその人でいる、その表現に接して
そこにいる人が
救われることがある。
